TOP > 更新情報 > 11月19日(土) ひげの隊長 佐藤正久氏講演会(広島)
日本会議広島時局講演会
「尖閣を守れ! 我が国の領海領土をいかに守るか」
韓国のウツリョウ島視察で入国拒否
国家のために行動する政治家
佐藤正久氏 (参議院議員・元防衛庁陸上自衛隊・イラク復興業務支援隊初代隊長)
日時 平成23年11月19日(土) 18:30~ (開場18:15)
会場 RCC文化センター7F 広島市中区橋本町5-11会費 1,000円 (学生無料)
*定員になり次第締め切りとさせていただきます。
参加申し込み メールまたはお電話にてお申し込みください。
電話 082-831-6205
メール info@jp-pride.com
◎チラシのダウンロードはこちらより
さきほど他の国会議員の先生方とともに靖国神社昇殿参拝をさせていただき、246万6千余の英霊の御魂に感謝と哀悼のまことを捧げさせていただきました。
ニュースなどで御存知かもしれませんが、私を含め自民党議員3名で、鬱陵島視察のために韓国に赴きました。残念ながら、入国を拒否されましたが、今回、韓国には「驚いた、まさかと思った」という声があります。今までであれば、歴史問題を取り上げれば、謝れといわれればすぐに謝る。ところが、今回は来てもらっては困るというのに来てしまった。初めてのことだと。だから韓国政府は驚いて、入国の目的も行動予定も何も聞かないままに入国禁止。その法的根拠は何ですか、と聞くと、準備もしていない。そういう状況でした。
彼らにとっては、実は根拠などどうでもよかったんです、彼らにとっては今回は韓国の国内問題だったんですから。皆さん、テレビでご覧になったと思いますが、空港の中にデモ隊がいて、いろんなメッセージが書かれていましたが、ほとんどがハングルで書かれていました。ということは、我々に対するメッセージではなくて韓国政府や韓国国民に対するメッセージだったということです。しかも空港の中に200名のデモ隊が入るなんてことはあり得ません。たとえば羽田空港に200名のデモ隊が入れますか。絶対無理です。つまり今回韓国政府は黙認をしていた。我々を入国させてしまったら警備をしないといけない。となれば、韓国国民の怒りの矛先が韓国政府に向かってしまう。だから一番簡単なのは我々を入れずに、国内問題として国民の意識を上げればいい。それだけです。
2週間経っても我々の入国の何が問題なのか、法のどこに接触をするのか、いまだに回答が来ておりません。これがすべてです。
今回の我々の入国の目的は単に視察だけでなく、行動を起こさなければ何も進まない、ということでした。扉は叩かなければ開かない。これが一番問題なんです。
ただ韓国政府も反省しています。あまりに騒いだものだから国際社会に日本と韓国の間に領土問題があるということがばれてしまった。さらには日本国民にも領土問題があるということを知らしめてしまった。恥ずかしい話ですが「今回の騒ぎのお陰で竹島問題というものがあったということを初めて知りました」と少なからぬ日本人から言われました。
日本青年会議所は、高校生400名に対して「北方、南方、日本海の国境を知っています」と聞いた。正解者は400名中たったの7名。我々政治家が反省しなければいけない。これは長年にわたり、独立、主権、領土、あるいは国防教育に目もつむってきた自民党政治のつけです。さらに領土や主権をないがしろにしているいまの民主党政権の実態そのものなんです。そういうことを反省しながら、やっぱり我々は自分たちの国は自分たちで守る。そのために行動を起こすときは、しっかりと行動を起こすことが求められていると思います。
今の日本を見て、本当によくやってくれていると思っている英霊がいるでしょうか。しかし、今回の震災において、自衛隊の方々には英霊の方々の思いを体現して汗をかいていただきました。英霊の思いが自衛隊に受け継がれている。本当にありがたいなと思いました。自分を犠牲にしてでも守るべきもののために汗をかく、力を出し切る。これが一番大事なことだと思います。そして、これそこ与野党関係なく政治に求められていることだと思います。この震災を通じてもう一度我々は原点に戻らなければならない。
いまから66年前に今日、8月15日に、先帝陛下が述べられた終戦の詔を読み返しました。「確く神州の不滅を信じ、任重くして道遠きを念ひ、総力を将来の建設に傾け、道義を篤くし志操を鞏くし誓って国体の精華を発揚し、世界の進運に後れざらむことを期すべし」と国民に諭されています。皆さん、今こそ私たちは、この先帝陛下の詔の思いを体現しなければいけないときではないのでしょうか。国あっての家族です。国あっての地域です。この基本がいま我々に求められている。にもかかわらず、閣僚は2年連続して誰一人として靖国神社に参拝をしない。閣僚の中に1人でも知覧や鹿屋の記念館に行って、特攻隊員の手紙を読んだ人はいるでしょうか。読んでいたら絶対来ますよ、ここに。もう66年経ちました。特攻隊隊員のなかには、結婚もせず、子も持たず、したがってもはや身寄りのない方もおられます。誰が彼らの御霊を御慰めするんでしょうか。いま我々が享受している幸せな生活、豊かな生活は英霊の方々の犠牲を礎としてあるんです。であれば我々日本人全員が遺族なんです。その思いがこれから我々に求められている。震災があった今年、66年の終戦の日に皆で思いを新たにして、日本国民全員がこの靖国神社に参拝する運動を盛り上げていくことを共に誓い合いたいと思います。
(「日本の息吹」平成23年10月号より抜粋)