ごあいさつ
天皇陛下にはこの度、御即位されてより二十年という誠に慶賀すべき年をお迎えになられました。
この間両陛下は、全国四十七都道府県をご巡幸になり、毎年恒例の全国植樹祭、豊かな海づくり大会、国民体育大会などへのご臨席や、福祉施設のご訪問により関係者をご激励になられたり、また自然災害などにより苦難に見舞われた人々一人一人を慰められるなど、宮中でのご公務の合間を縫ってできるだけ多くの国民と直接お会いになるよう務められ、国家国民のために尽くしてこられました。
また、先の大戦で尊い命をささげた戦歿者や遺族に対して深い御心を注がれて内外へ慰霊の旅をお続けになり、更には、海外にもお出ましになられ、世界各国との友好親善を進めてこられました。
 私ども国民は、両陛下に心より感謝申し上げ、御即位二十年を迎えられましたことを心からお慶び申し上げたいと思います。
 さて、既に昨年御即位二十年をお祝いする各種奉祝事業を全国において推進しようと、中央においては、民間において各界各層の代表により「天皇陛下御即位二十年奉祝委員会」と超党派の国会議員による「天皇陛下御即位二十年奉祝国会議員連盟」が相次いで設立されました。その後、全国の各県単位でも奉祝委員会が次々と設立されており、本県におきましては、去る八月八日、多くの関係各位のご尽力により、奉祝委員会設立の運びとなった次第です。
 また、県議会をはじめ県内の市町議会の先生方のご賛同をいただきまして、同日、広島県奉祝議員連盟も合わせて設立することになりました。
皆様とともに力を合わせて今上陛下の御即位二十年を、県民こぞってお祝い申し上げ、世界に比類ない皇室二千年の伝統と、その皇室を戴く日本の美しい国柄の素晴らしさを広く発信して参りましょう。

天皇陛下御即位二十年奉祝広島県委員会 会長 大田哲哉

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